Since1996


森緑地設計事務所
代表 藤内誠一

森緑地設計事務所へ

2010年3月 年度末
桃の節句ではじまり
卒業式などで街がに
ぎわう季節です。年
末よりあわただしい
年度末。体調を崩さ
ないように励みまし
ょう。



花と緑を語る会IN福岡

 生物多様性COP10 

 生物多様性(環境省)

2010年3月10日(水)デパートB
オリジナルブランドの商品を磨くべし
デパートの閉店が伝えられています。お客さんが減った
のは、わざわざ出かけていってでも買いたいものがそこ
にないからです。
メーカーがはっきりしているものは通販で十分間に合い
ます。ネットなら価格比較もできます。価格競争力をも
たないデパートが扱う商品ではありません。
価格競争に巻き込まれないためには、他にない品物を商
うべきです。わかりやすいのはオリジナルのものです。
靴でも洋服でも、あるいは文房具なども、そのデパート
のオリジナルデザインやロゴで売るのです。安心の品質
保証、これがデパートで扱うべきものではないでしょう
か。販売手数料を稼ごうとするのではなく、自らがメー
カーになるという戦略です。
同じことが公園緑地のコンサルタントにも言えるでしょ
う。オリジナルの技術を磨いて調査・計画・設計の新し
いシステムを開発するとか、メーカーとしての性格をも
つといったことを真剣に検討しなければならないと思い
ます。


2010年3月9日(火)デパートA
今ほしいものに重点を置いては
売上が下がって苦しんでいると伝えられるデパート業界
ですが、それでもにぎわっているのは地下の食品売り場
です。とりわけおそうざいや弁当の人気は底固いように
見えます。
お弁当は通販向きではありません。スーパーやコンビニ
にはお値段の安いものしかありませんから、ちょっとい
いもの、安心できるもの、わざわざ買って帰って自宅で
食べるものとなると、デパートに足が向かいます。レス
トランのお客を取り込んでいるのです。
ほかにもお酒やワイン、コーヒーや紅茶などのし好品、
健康食品、ケーキや和菓子などにも、デパート向きのも
のが結構ありそうですね。
このような、今すぐ手に入れたいものは食べ物だけでは
ありません。プレゼント商品もそうでしょう。雨の日の
傘もいいと思います。
この発想からすると、ぼくらが力を入れた方がいいと思
えるのは管理運営にかかわる業務ではないでしょうか。
指定管理とか、安全性・バリアフリー・環境面でのチェ
ックと改善、維持管理コストを下げる手立てを提言する
といった方向が考えられるように思います。


2010年3月8日(月)デパート
やり方を変えなければ生き残れない
デパート業界の苦戦が伝えられています。どこも経営が
厳しいようです。
理由としてよく言われるのは、ものがあふれていて市場
が飽和状態になっているうえに、ネットや通信販売に市
場を奪われている、というものです。
デパートだけではありません。スーパーもコンビニも軒
並み業績を落としています。市場が縮んでいるのです。
そうなると生き残り競争しかありません。お客さんの奪
いあいです。
まず統合します。それから採算性の悪いお店を閉ざして
いきます。この流れは、業界が市場の大きさとバランス
するまで続きます。それまでは赤字覚悟の安売りが続く
のです。
毎年予算が減らされている公共事業相手の建設業界も同
じです。建設コンサルタントの低入札競争がにわかに収
まるとは思えません。
生き残りを安売りに頼るのは単なる体力勝負でしかあり
ません。将来への展望がないのです。価格競争に頼らず
に、いかに生き残るかを工夫しなければなりません。
岡目八目といいます。他の業界だからこそ見えるものも
ある。この際デパートの生き残りを考えることで、建設
コンサルタントが現状を打開する手がかりがつかめるか
もしれません。


2010年3月5日(金)外来牧草
自然の許容力をどう考えるか
東京農業大学の近藤三雄教授が環境緑化新聞に≪造園界
への遺言≫を連載しています。その第35回で外来牧草の
播種による急速緑化工の再評価を提言しているのですが、
これは生物多様性を保護するという観点から外来牧草が
使われなくなっていることへの危惧からです。
在来植物種によるのり面緑化工法には懸念すべき点が多
いのに対して、倉田益二郎教授が何十年も前に提案した
外来牧草によるものは種子の入手が容易であり、施工地
域を選ばず、先駆植生を速やかに形成するためにかえっ
て自然植生への遷移を促すのではないか、と主張されて
います。
自然の技術に正解を求めるのは難しい。自然の許容力を
超えなければ問題はないとぼくは思っているのですが、
それがなかなか見極めにくい。生物多様性が広く社会の
関心を集めている今こそ、植栽緑化技術の抱えるさまざ
まな課題を学会でとりあげて、オープンに議論してもら
いたいものです。


2010年3月4日(木)大学教授
すごさの魅力
学内での研究会の席上、一人の学生が教授に質問しまし
た。それは教授の説を批判するものでした。すると教授
は鋭い視線と語気をもって自分の考えを述べ、「そのよ
うな愚問を発する奴は会場から出て行け。」と迫り、そ
の学生は追い出されてしまったのです。その時この学生
は初めて大学教授の迫力を感じ、さらにその後、現場で
の経験を重ねるにつれて、教授のすごさと学者としての
見識の素晴しさに感じ入ったのでした。
その教授とは倉田益二郎さん、学生は近藤三雄東京農業
大学教授です。これは近藤さんが環境緑化新聞に書かれ
た文章(2010年3月1日号)の一部ですが、その近藤さん
ご本人が直言で知られる豪傑です。そうか、教授という
もののすごさを学生時代に経験したからか、などと勝手
に思ってしまいました。
考えてみると昔も今も、造園界には迫力ある魅力的な人
がたくさんいます。日々生気にあふれた世界で仕事をし
ているからに違いありません。


2010年3月3日(水)ひなまつり
再利用で街歩き
今日はひなまつりです。二月から三月にかけて、ひな飾
りを楽しむイベントがあちこちで催されています。うち
の実家にも声がかかって、眠っていたひな人形が展示に
かりだされたそうです。二十年ぶりとかで箱から出して
みると、あちこち虫に食われていたりしていたようです
が、何とか展示には使えたとか。
家の中に眠っている素材を活用するイベントは、その家
にとっても、自分のものを久しぶりにながめたり、人生
を振り返ったりするきっかけになります。それが公民館
や物産館などに陳列されると、他のお宅のも見てみよう
という気にもなり、街歩きのきっかけにもなります。
ものだけでなく、お年寄りの知恵や昔語り、かつて貧し
かった頃の生活の工夫なども、集まればけっこうな話題
になることでしょう。
公園の軽い催しとして毎年続けていくと、文化の伝承と
いうことになるかもしれません。


2010年3月2日(火)セロトニン
同じ間違いは繰り返したくない
セロトニンというものがあるのだそうです。神経内で情
報を伝達する物質だそうで、これが不足すると、同じ失
敗を繰り返すというのです。
痛いという経験をしても、時間がたつと、その原因とな
ったことを忘れてしまい、また同じことをやるとか。
失敗をしても同じ過ちを繰り返す、ということでしょう
か。
このセロトニンという物質は、食事や運動などによって
不足しないようにできるらしい。
セロトニン不足の解消というだけでなく、食事に気をつ
けるとか、適度な運動をすることは元気に生きていくた
めに欠かせないと思うのですが、科学的な説明をされる
と納得できますよね。
天気の良い日に公園にいると、セロトニン不足になりま
せん、などという研究はないのでしょうか。


2010年3月1日(月)3月
少しだけ余裕をもって
感動のオリンピックも閉会式を迎えます。ぼくらに力を
与えてくれた選手たちも、学生や社会人としての毎日に
戻ります。その多くが4年後を見すえて力強い歩みを始
めることでしょう。
時は3月、年度末です。学生はクラス替えや卒業式、社
会人は異動に一喜一憂することでしょう。そして建設コ
ンサルタントは納期に苦しめられます。
ぼくらにとっては一年中で一番忙しい月です。土曜も日
曜もお彼岸の休みもなく、毎日残業が続きます。余計な
ことは考えません。プライベートなことで頭をわずらわ
せる余裕もありません。幸福な月です。成長もします。
受験生と同じように、テストを受けているようなもので
す。このテストはひっかけ問題だらけです。
自分を見失いがちな月です。不注意な言葉を口にして人
間関係を悪くしかねない月です。納期までに形だけ整え
て、あとでじっくりとやればよいという悪魔のささやき
が聞こえるようになります。一度この誘惑にのってしま
うと心の平和は永久に訪れません。
自分が試される月です。修行の月です。ただひたすらが
んばろうとする、子どものような気持で過ごしたいと思
います。
              ■ページトップへ
             ■森緑地設計事務所へ